シーサイド・ブルー

君は 日々忘れ 今をあり合わす間に合わせの命かい?波を待つ 髪立ち 揺れ今靡き立つ 日々は憂いと近い さざめきは 浮かんだ様相で 方法を返した半透明な 甘えた表情で 行動を試した 日々は 君忘れ 今を間に合わすありあわせの誓い何を待つ?旅立ち 揺れ今何…

安心

久しぶりの休日に「よし、それでは。」と柄にもなくキッチンに立ち余り物の食材を使って料理を始めてみる。野菜を丸齧りしてたまにパスタを茹でるだけの生活に嫌気がさし、いや正しくはずっと嫌気はさしているのだけれど、特別見直すようなこともなくダラッ…

ポストロック万歳

〇〇歳までに結婚する、〇〇歳までに何処で暮らす、そして〇〇歳で死ぬ。よくある簡単な人生計画みたいなモノを思い描いたときにいつも、レーシング場のチェックポイントが頭に浮かぶ。ぐるり、車体ごとコーナーに突っ込んだりエンジンがオーバーヒートを起…

日記

Macbookを買い替えた。正しくは壊しきってしまったので買い替える必要があった。 画面は割れてほとんど何も映らない。酒をこぼしたキーボードはベタついているし、外れている箇所が3箇所もある。その影響か左右のスピーカーはバリバリと音割れを起こして全く…

がらん がらんと 激しく洗われてみたい。使い古した洗濯機を回しながら、浮かんでは消える端材のような言葉を眺めていた。アナログであることが美しいと思われる時代に差し掛かっている。そんな世の中の流れに若干の心地悪さを感じている。アナログであるこ…

この惨めな夜を

この惨めな夜を、惨めなままで終わりたいのだ。 そんな一文が頭の片隅に浮かんでいた。久しぶりのキーボードの感触は指先には重すぎるように感じるし、パソコンの画面はどうも明るすぎるように感じる。それでもなんとなくこの不便さを楽しんでいる。この微か…

便箋

中学校の時「20歳になった僕へ」というタイトルで手紙を自分宛に書いた。授業の一環で書いたものだったのでその当時の担任の先生が「私が責任を持って20歳の皆さんに届けます」と言ったのを覚えている。その手紙は20歳になっても、いや26歳になった今でも届…

コンクリート/記憶

「万物は流転する」 と唱えたのはヘラクレイトスだったか、ソクラテスだったか。意味も背景もよく知らないが、"全てのことは等しく変わり続ける"そんな意味であればいいなと思った。 なんとなく、ここへ来たいと思った。思い出の場所へ向かう足は無意識を装…

手紙の代わりに。

酒を飲む、酒を飲む、酒を飲んでいる。信じ難い量を毎日、いや”本当に毎日”飲んでいる。最初は心の不健康を押し付けるために飲んでいたような気もする。世界の解像度が下がる、くっくりとした型取りが薄ぼんやりとして、そこがスタート地点になり、住む権利…

before the dawn

リュックを失くしてしまった。 日に焼けたシャツとインナー、穴の開きかけた靴下、そしてインスタントカメラ。大したモノは全く入っていないが「失くした」という実感がずっしりと残っており、ここ数日やや心地が悪い。 喪失感と呼ぶにはあまりにも大それて…

i am no longer afraid to

どうも日記を書くことの期間が開いてしまった。 新しくしたはてなブログの勝手がまだわかっていないこと、PCのキーボードが壊れ、代わりに買ったワイヤレスキーボードのキー配置がおかしくて気持ちが悪いこと。 それらしい理由を挙げればキリがないが、つま…

ちょうど、熱帯魚を飼いました。気温の落ち着いたこの季節に熱帯魚を買うのが決まりになりつつある。恒例行事、ルーティーン。まるで2年前のような今日は、熱帯魚を買ったこと以外のあらゆることがあの日と違って、浮き彫りになった変化に心が沈んだだけで、…

「街を1つあげる。」と言われたらどうしよう、と考えていた。 唐突に今僕が住んでいる街の半径5キロメートルが無人になって、自分のものになったとしたら僕はどう生きるだろう。僕はきっと歩く。端から端まで。少しづつ、波紋を広げるようにグルグルと歩い…